私が学び、実践してきたパーソナルカラーシステムについて
現在、私は二つの異なるパーソナルカラーシステムを学び、実際に診断に用いてきました。
アメリカの Colortime システム と、日本の JPCA パーソナルカラーシステム です。この二つのシステムは、理念や診断方法において、非常に明確な違いがあります。
- アメリカ Colortime システムの考え方
アメリカの Colortime システムでは、パーソナルカラーを
Sunrise / Sunlight / Sunset の三つのタイプに分類し、
さらに「誰にでも使える色」として Crossover カラー が用意されています。
診断方法としては、髪の色‧肌の色‧瞳の色など、生まれ持った色を分析し、それらと「近く、調和する色」をパーソナルカラーとして導き出します。
- 日本 JPCA パーソナルカラーシステムの核心的な考え方
一方、日本の JPCA パーソナルカラーシステムでは、次の点が明確に示されています。
測色用のドレープを用い、色の四属性(ベース‧明度‧彩度‧清濁)を基準に診断してはじめて、本当にその人に合うパーソナルカラーが分かる という考え方です。
そのため、髪の色‧肌の色‧瞳の色を分析することは、JPCA におけるパーソナルカラー診断の内容には含まれていません。
- 二つのシステムの違いと、実務での気づき
理論だけを見ると、どちらのシステムも完成度が高いように感じられます。
しかし、実際の診断現場において、私はアメリカの Colortime システムに一つ見過ごせない課題があると感じています。それは、診断が分析者の「目」に大きく依存している点です。
分析者がクライアントの生まれ持った色を主観的に判断し、
そこから近く調和する色を導き出すため、得られる情報が限られ、「肌が青み寄り=ブルーベース」、「肌が黄み寄り=イエローベース」といった単純化された結論に陥りやすくなります。
しかし、実際には個人差は非常に大きいものです。
黄みのある肌でも、ブルーベースの色を使うことで黄みが中和され、肌が色白に見える方もいます。一方で、同じく黄みのある肌でも、イエローベースの色を使ったほうが血色が良く見え、より調和する人もいます。
「生まれ持った色に近いかどうか」だけでは、こうした違いを説明することはできません。
- 私が実際の診断で JPCA システムを選ぶ理由
そのため、私は実際にお客様のパーソナルカラーを診断する際、日本の JPCA パーソナルカラーシステムを採用しています。
理由はシンプルです。
測色用ドレープは、具体的で観察可能な多くの手がかりを与えてくれるからです。
さまざまな色を当てることで、どの色でどのような変化が起きるのかを明確に確認し、そこから「その人に必要な色の属性」を論理的に導き出すことができます。
また、このプロセスでは「スタイル」「雰囲気」「印象」といった抽象的な要素を、意図的に切り離しています。
JPCA が重視するのは、次のような明確に確認できる現象です。
‧その色によってクマが目立つ
‧その色によって頬がこけて見える
‧その色によって唇の血色が失われ、青白く見える
こうした現象から、「合わない色の属性」を判断していきます。
- パーソナルカラーを探している方へ
もしあなたが、雰囲気やイメージではなく、客観的に観察できる変化を通して、自分に本当に合う色を知りたいと考えているのであれば、JPCA 認定アナリストによる測色ドレープ診断 をおすすめします。
それは単に「似合う‧似合わない」という話ではなく、
色があなたにどのような影響を与えているのかを理解すること だからです。