2021-04-20|閱讀時間 ‧ 約 11 分鐘

讀新聞學日文|「家を返して」涙の訴え・・・“地盤沈下”で傾く(2021/4/14)

《新聞內容簡介》
因為小學體育館施工造成附近民宅下陷傾斜、汙水逆流等損害,已嚴重影響居住品質。受災戶夫婦向地方法院提起訴訟、並求償9500萬日元的損害費用,目前雙方尚未達成和解。

《學習重點》
  • 開く(あく)・開く(ひらく) 閉める(しめる).閉まる(しまる) 等等的自、他動詞的運用。
  • 房屋各種受損狀態的說法

《新聞全文》
住宅の床に置いたゴルフボールが、勢いよく転がっていく・・・。この家に住む夫婦は、近くの公立小学校の改築工事地盤沈下し、家が傾いたとして、市を訴えている。
■勝手に開く引き出し・・・ボール転がるトラブルが起きていたのは、福岡県の博多駅から車で10分の所にある閑静な住宅街。
被害を訴える住人:「私たちは、直して下さい、元に戻して下さい、修理して下さいと」 悲痛な訴えをするAさん夫婦は、こちらの家に住んで20年ほどだが、数年前から数々の異変に頭を悩まされている。
それは、 被害を訴える住人:「地盤がどんどん下がっていって。真剣に傾いていて」 地盤沈下で傾いてしまった家・・・。廊下に並べたゴルフボール、ストッパーを外すと、どんどん加速し、反対側の壁まで転がっていく。さらに、隣の部屋まで転がり続けるボールも・・・。
自宅に置いてある引き出しは、手を離すと勝手に開いてしまった。何度閉めても開いてしまうため、今は空気清浄機を置いて止めているという。さらに・・・。
被害を訴える住人:「このドアがこうやって開かないんですけど」「もう跡がけっこうできちゃってますね」
このドアは家の傾きでゆがみ、引っ掛かるようになってしまった。床には、ドアのこすれ傷が・・・。
明らかに枠がゆがんでしまった扉。ドアは、途中までしか閉まらない状態になっている。
壁には、至る所ヒビがあり、つなぎ目には隙間ができてしまっている。 被害を訴える住人:「これがトイレなんですけど、こうやって開くんです。(Q.今は何も触ってない?)触ってないです。こうやって」トイレの扉も、なかなか閉まらなくなってしまった。
ベランダには、「ここは今、鍵をかけているんですけど、もうこれが全然開きません。びくともしないですね。」全く開かない扉が・・・。
■(地盤沈下で汚水逆流・・・巨大なヒビ)地盤沈下の被害は、目に見えないところでも(あった)。
床下では配水管が壊れ、汚水が外に流出。その度に掃除をしたが、悪臭は部屋の中まで立ち込めてきたという。
被害を訴える住人:「この基礎にもこんなにヒビと、ここ浮いているの分かりますか?」 家を支えているはずの太い柱は縦に割れ、よく見ると地面から浮き上がっていることが分かる。
ヒビは家の外にもあり、 敷地囲う石垣には、至る所に大きな亀裂がある。被害を訴える住人:「地震とかあったらやっぱりこう壊れてきてですね、(近所の)子どもたちに何かあったらどうするのかなって。」
(Q.もし壊れたら?)私たちの責任だそうです、そういうふうに市に言われました。」
地盤沈下で傾いてしまったマイホーム。家の中で安心して過ごすことができなくなり、夫婦は自宅と近くの建物の一室を行き来する生活を強いられている
被害を訴える住人:「ここにやっぱりいつまで住めるのかなっていうのが一番に」 夫婦が所有する隣の貸家も地盤沈下の影響で傾き、長い間借り手がつかず、空き家状態に。市の調査で、最大で13.5センチの沈下が確認された。
一体、なぜ家は傾いてしまったのか?地盤沈下のきっかけは、近くの小学校の改築工事だった。 5年前、小学校と隣接していた保育園を取り壊し、新たに作られたのは、小学校の体育館。2016年から3年にわたり行われた工事で、地盤が徐々に沈下し、近くにある夫婦の家と隣の貸家が傾いてしまった。
被害を訴える住人:「もう本当に順番に、アラ?何かたわんできてない?とか。 気付いたら、ここ隙間ができてない?とか。窓閉まらなくなったんだけど?とか」 自宅前の道路も突然陥没し、大きな穴が空いたという。
■小学校工事で傾いた家・・・悲痛の訴え
夫婦は、再三にわたり福岡市に原状回復を求めてきたが、折り合いがつかず。8日に、工事を発注した福岡市と施工業者3社を相手取り、9500万円あまりの損害賠償を求め、福岡地裁提訴した
被害を訴える住人:「私は家を元に戻してほしい、主人が一生懸命働いて買いました家と、隣の家を子どもたちの思い出の場所を元に戻してほしいと思います」 小学校の工事で起きた地盤沈下。
取材に対して、福岡市教育委員会は「被害を受けられた方に申し訳なく思っており、今後とも市としては誠意を持って対応して参ります」と答えた。
被害を訴える住人:「本当に(ローンの)返済が終わるぐらいの時だったんですね。その時にこういうことが起こったので何のためにねわたしたちも。

《単語.読み方》
  • 地盤沈下(じばんちん╲か):地層下陷。
  • 傾く(かたむ╲く):傾斜。 →物が斜めになる。
  • 閑静(かんせ╲い):寧靜。 →環境などが、静かでひっそりとしているさま。もの静かで、落ち着いたさま。 ◆ひっそり(ひっそ╲り):物音や人声がせず静かなさま。 「ひっそりとした放課後の教室」
  • 悲痛な(ひつう‾‾な):あまりに悲しくて心が痛むこと。また、そのさま。
  • 数々(か╲ずか╲ず):種類の多いこと。あれこれ。いろいろ。
  • ストッパー:擋桿。
  • 加速(かそく‾‾):速度を加えること。「アクセルを踏んで加速する」 ⇔減速(げんそく‾‾):速度を落とすこと。また、速度が落ちること。
  • 引っ掛かる(ひっかか╲る)卡住。 →物にかかってそこに止まる。
  • こすれ傷(こすれき╲ず):刮傷。 →物と物がすれ合う。強く擦れる。
  • 至る所(いたるところ‾‾)=everywhere:所到之處、到處。 =あちこち。あっちこっち。どこにでも。
  • ヒビ‾‾:物に亀裂が入っている。 ◆亀裂(きれつ‾‾):裂痕。
  • つなぎ目‾‾:接縫。
  • 鍵をかける(かぎをかける):上鎖。 =ロックする。鍵をしめる。
  • びくともしない(び╲くともしない):一動也不動。 →頑丈で、まったく動かない様子を表す表現。 ◆頑丈(がんじょう‾‾)
  • その度(そのたび‾‾):每次。
  • 立ち込める(たちこめ╲る):煙霧迷漫。 →霧や煙などがその場所一面に満ち広がる。 「室内に甘い香りが―・める」
  • 浮き上がる(うきあが╲る):浮出、飄起。 空中に持ち上がる。今までついていた地面などとの間にすきまができる。 「地震で土台が浮き上がる」
  • 敷地(しきち‾‾):(建築用的)場地。
  • 囲う(かこう‾‾):圍起來。 「庭を塀(へい)で囲う」(用圍牆把院子圍起來)
  • 強いられる(しいられ╲る):被迫~ 「いまだに不便な生活を強いられている被災地の方々の生活が改善される事を心から願っています」 ◆被災地(ひさい╲ち):災區。
  • 貸家(かしや‾‾):租屋→家賃を取って貸す家。
  • 借り手(かりて‾‾)がつかず:房子租不出去。 「隣人に問題がある人が居たりして借り手がつかない」 「貸したいが借り手がつかない住居」 ◆隣人(りんじん‾‾):となりに住む人。 ◆住居(じゅうきょ╲):住んでいること。また、その場所や家。すまい。
  • 隣接する(りんせつする‾‾):となり合っていること。
  • たわむ(たわむ‾‾):(樹枝、棍棒承受外力)彎曲。≒まがる →まっすぐなものが弧を描いた状態になる。 ◆弧を描く(こをえがく):まるい曲線の形になること。虹のようにアーチ状になっているさま。 ◆曲線(きょくせん‾‾)
  • 陥没(かんぼつ‾‾):下陷。 →落ち込むこと。 「道路が陥没する」
  • 再三(さいさん‾‾):ある動作が二度も三度も行われること。副詞的にも用いる。 =たびたび。しばしば。
  • 折り合いがつかない:還沒有達成協議。 →お互いに譲り合わない、妥協しない、一致点が見つからないということを言います。 「会社と折り合いがつかないので、退職することにしました」 「もともと価値観が違い過ぎる者同士なのだから、折り合いがつかないのは当然だ」 ≒まとまらない。交渉決裂(こうしょうけつれつ)。歩み寄ることができない(あゆみよることができない)。 <反対語>折り合いがつく。
  • 地裁(ちさい‾‾):「地方裁判所」の略。
  • 返済(へんさい‾‾): is used for money. 「1万円返済しなければならない」 ◆返却(へんきゃく‾‾):is used for things like books, CDs, DVDs etc. 「図書館に本を返却する」
  • 福岡県(ふくおかけ╲ん)
  • 博多駅(はかたえ╲き)
  • 改築工事(かいちくこう╲じ)
  • 空気清浄機(くうきせいじょう╲き)
  • 配水管(はいすいかん‾‾)
  • 汚水(おすい‾‾)
  • 悪臭(あくしゅう‾‾)
  • 損害賠償(そんがいばいしょ╲う)
  • 提訴(てい╲そ)
  • 誠意(せい╲い)

《文法.文型》
  • Nにわたり・Nにわたって NにわたるN・NにわたったN:長達~、持續~、一直,遍及(廣闊範圍)。 「数年にわたって争いが繰り広げられた」 「関東一円にわたって被害がでた」「彼の知識は古今東西にわたっている」 ◆一円(いちえん):~一帶。 →(かなり広い範囲の場所を表す語に付いて)ある地域全体。 ◆古今東西(こ╲こんとうざい):古今中外。 →昔から今まで、あらゆる場所で。いつでもどこでも。▽「古今」は昔と今。昔から今まで。「古今」は時間の流れ、「東西」は空間の広がり。

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