小さい村とおばけ

昔々あるところは小さい村がありました。この村は百年たびに、おばけが現れるという伝説と聞いていました。そこで、今年はあの百年に来るおそれがあってしまったんです。でも、この伝説は長すぎで、まだ覚えられたのはもうすぐ100歳になる村長さんだけです。

それで、村長さんの孫たちは三人がいます。一番上は兄貴の孫Aさん、二番目は姉の孫Bさん、一番若いは弟の孫Cさんです。孫たちは久しぶりに村へ戻っていて、村長さんの家に泊まりました。

夜、孫Bは寝られずに、あちらこちらを歩いたり、座ったりしてしまいました。そして、ふらふらしている孫Bは廊下の突き当たりの部屋に入って、部屋の中には古い本だらけです。その中には一冊真黒、怪しい雰囲気漂っている本は孫Bの視線を引いてしかたがありません。それで、孫Bはあの怪しい本に誘惑させて、手を出してたまらないです。それで、孫Bは本を開いて、中の内容はおばけの伝説に描かれていました。

あの本は「某年、疫病が村に来ていたので、村人たちの具合は大変になってきました。その上で、医者さえもこの疫病を治せませんでした。でもある日、病気になっている村人は突然消えてしまいました。このニュースを聞いた村長と村人たちはすごく慌てる一方で、村で探せるところが全部探しきったが、影さえも探せませんでした。その時、村人Aは夜遅くにおばけが見えました。あのおばけはみんなが寝ているうちに、こそこそに部屋に入って、村人を山へ運べて帰りました……」と描いていましたが、その後の絵は何故か消えてしまいました。

孫Bはまだ本を読み込んでいる時、急にバーンと大きい声が別の部屋から出てきて、同時に孫Aは慌てて孫Cを探しきっています。それで、孫Aと孫Bは庭で見合って、孫Cのことを話し合っています。

孫B：「お兄ちゃんどうしますか？」

孫A：「Cちゃんは突然になくなってしまったん、部屋は全部を探しきったんのに……」

孫B：「えっ、まさかおばけに捕まるんですか。」

孫A：「おばけ！何の話？」

孫B：「えっと……さっきはこの本を読んではじめて、昔は村におばけがいることとわかったのだ。でも、山へ捕まられて行った村人たちの続きはわかりません。」

孫A：「そうですか……じゃ、山へ行こう。」

そのため、孫Aと孫Bは山へ行ってしまっています。その間に、おばけの話を続けています。

孫A：「ねえ、おばけは村人たちを捕まえる理由が知るの？」

孫B：「いいえ、理由がわかりませんけど……ただし、この本はおばけが病気になっている村人に捕まると描くだけです。」

孫A：「えっ、まさか村人を食べているつもりですか！」

この時、孫Aと孫Bの後ろに変なざわめきが出てきて、森からおばけの姿が現れています。おばけが現れる瞬間に、孫Aは怖がりすぎで、つい倒れてしまっています。それで、孫Bはおばけに捕まられてはいけないと思う、必死に逃げてしまいます。孫Bが逃げてから、おばけは孫Aを拾い上げて、また森に消えてしまいました。一方で、孫Bは逃げかけて、逃げても始まらないと思うのだ。足を止まることにして、さっきおばけがいるところに進めています。

戻ったばかりの孫Bはきょろきょろして、孫Aを探してみたいけど、道には誰もいないのだ。でも、おばけの足跡が残してあって、孫Bはそのまま足跡に沿ってまた進め通しています。そして、道の突き当りは木造の部屋があります。孫Bは静かにして、部屋に入っていました。

孫Bは部屋に入ったところ、部屋の中にはすべてがきちんとしていて、おばけのイメージと全然違いました。孫Bは部屋できょろきょろしている最中に、おばけはドアを開けて、孫Bの後ろにたってます。孫Bは後ろにいったおばけを感じるうちに、つい隣の木造のフォークを取ってしまったんです。孫Bは怖くてしかたがないので、手が振れるながらおばけと話しています。

孫B：「お…お…お前、何のつまりですか。私の兄弟を返してからでないと、お前を簡単に許すではないよ！」

おばけ：「……」

孫B：「そのまま黙ってもしかたがない！早く何を話してください！」

おばけ何にも話さないけど、おばけはベッドに指差して、あそこには孫Aと孫Cが寝ているのだ。孫Bはベッドへ走って、ベッドの前で泣いています。

孫B：「良かったね。お兄ちゃんもCちゃんも大丈夫だったね。」

その時、孫Cは目を開けて、孫Bと話したいです。

孫C：「お姉ちゃん、何でいったんの？」

孫B：「あのね、私たちはおばけに捕まられたんですから……」

孫C：「えっ、捕まられたんじゃないよ。おばけさんは私に助けてくれたんです。」

孫B：「えっ、何の話？」

孫C：「村に来たばかりの時、私の腹が張り裂けそうになったのを感じていて、夜全然寝られなかったし。それで、おばけさんはおじいさんの家から私を運んでいきました。その上、私に薬を食べてくれて、もう治りましたよ。」

孫B：「そういうことか。じゃあ、お兄ちゃんを起こして済んだね。」

孫たちは村へ帰るつもりの際に、おばけは孫たちを阻止するというより、孫たちがそのまま村へ帰りたくないようです。そこで、孫Cはおばけと話します。

孫C：「おばけさんも一緒に村へ行きませんか。」

それを聞いているおばけは慌てて荷物を片付けています。それから、孫たちとおばけは一緒に村へ行くのだ。みんなが村長さんの家に戻った時、村長さんもう家の前に孫たちを待っていました。それで、孫Cは嬉しそうに村長さんへ走っています。

孫C：「おじいさん、ただいま帰りました。あのね、あのね、山にいるおばけさんを連れて行きましたよ。凄いでしょう。」

村長：「ええ、久しぶりに山の神様と会っていた。」

孫Aと孫B：「えっ、山の神様だということは聞いていない！」

村長：「あれは百年前の話だったし、あなたたちが知られなくても大丈夫だ。」

孫たち：「山の神様の話を教えてください！」

村長：「えっと、私はまだ子供の時、村で疫病が流行っていて、たとえ医者でも治せなかったし。そこで、山の神様は村に来て、村人たちを治せました。」

村長：「この話は確かに絵本みたいの本を描くだったっけ。」

孫B：「おじいさんはこの黒い本のことを話していますか？」

村長：「ええ、その本だ。でも、もうぼろぼろしていましたし。」

孫B：「じゃあ、みんなで描き直してはどうですか。」

孫Aと孫C：「賛成だ！」

それで、みんなが仲良くを見ているおばけは幸せそうな顔をして、また山へ戻りました。