
小さな王子へ、今日は君に「成長」の物語を話そう。
私たちは山椒の木で、一匹の緑色の毛虫に出会ったね。彼女は山椒の葉しか食べず、いつも這い回っていて、時には小さな穴から逃げ出すことも
あったね。
君は怒って「害虫だ」と言い、捨てたがってたね。
でも私は彼女を木の茂みに戻した。
なぜなら自然の中では、どんな命にも存在する理由があるからだ。
やがて私は、一匹の蝶が繭を破って出てくるのを見た。
その蝶はふわりと舞い上がり、まるで私にこう告げるようだった。
「あきらめないで、命は美しいのだ」と。
小さな王子よ、蝶の変身は私たちに思い出させてくれる。
たとえ挫折に出会っても、自分を信じること。
本当の繁栄とは、自ら花開き、そして他の人にも喜びをもたらすことなんだ。
愛をこめて D.L.


