第34帖
臣民はすぐにも戦すみてよき世が来る様に思うてゐるが、なかなかさうはならんぞ。
臣民以為戰爭很快就到盡頭,迎來好的世界,但事與願違喔。
臣民に神うつりてせねばならんのざから、まことの世の元からの臣民 幾人もないぞ。
必須將神轉移到臣民那,從頭開始就在真正世界的臣民,一個也沒有喔。
みな曇りてゐるから、これでは悪の神ばかりかかりて、だんだん悪の世になるばかりぞ。
大家都為浮雲所蔽,這都是受惡神影響,漸漸變的惡世。
それで戦すむと思うてゐるのか、自分の心よく見てござれ、よく分るであろがな、戦すんでもすぐによき世とはならんぞ。
這樣戰爭就結束了嗎?好好看看自己的心吧,知道了嗎?戰爭結束了也不代表世界會變好喔。
それからが大切ぞ。
從這之後很重要喔。
胸突き八丁はそれからぞ。
在那之後才是最困難的喔。
富士に登るのにも、雲の上からが苦しいであろがな、戦は雲のかかってゐるところぞ。
登富士,從雲上的話很痛苦吧,戰爭正是懸在空上喔。
頂上までの正味のところはそれからぞ。
真正的時候是直到登頂喔。
一、二、三年が正念場ぞ。
一二三年是關鍵喔。
三四五の仕組と申してあろがな。
說是345的道吧。