
日曜日の午後三時ごろ、私は祖母と一緒に道を歩きますことにした。風はやさしく、空には雲ひとつなかった。
祖母はいつものように静かに眼鏡をかけていた。小さな声で、「おじいさんが亡くなった十年前から、この時計が動きますのを見るたびに、彼の声が聞こえる気がするの」と話した。私はそっと彼女の手を握った。突然、時計の針が止まった。「壊れたかもね…」と彼女はつぶやいた。「でも、大丈夫。思い出は故障しませんから。」
帰り道、祖母は「そろそろ引っ越ししますね」と笑顔で言った。「生まれた町から離れるのはさびしいけど、あんたがいるから心強いわ。」
私は「じゃあ、この時計は、私が受け継ぐよ」と言いながら、そっと彼女の手からそれを受け取った。
にちようび の ごご さんじ ごろ、わたし は そぼ と いっしょ に みち を あるきます こと に した。かぜ は やさしく、そら に は くも ひとつ なかった。
そぼ は いつも の よう に しずか に めがね を かけて いた。ちいさな こえ で、「おじいさん が なくなった じゅうねんまえ から、この とけい が うごきます の を みるたび に、かれ の こえ が きこえる き が する の」 と はなした。
わたし は そっと かのじょ の て を にぎった。とつぜん、とけい の はり が とまった。「こわれた かも ね…」 と かのじょ は つぶやいた。「でも、だいじょうぶ。おもいで は こしょうしません から。」
かえりみち、そぼ は「そろそろ ひっこしします ね」 と えがお で いった。「うまれた まち から はなれる の は さびしい けど、あんた が いる から こころづよい わ。」
わたし は「じゃあ、この とけい は、わたし が うけつぐ よ」 と いいながら、そっと かのじょ の て から それ を うけとった。
在星期日下午三點左右,我決定和祖母一起走在路上。微風輕拂,天空萬里無雲。
祖母如往常一樣戴著眼鏡,輕聲說:「自從你祖父十年前過世以來,每次看到這只還在走動的手錶,我就彷彿聽見他的聲音。」
我輕輕握著她的手。突然,手錶的指針停住了。「可能壞了吧……」她喃喃地說。「但沒關係,回憶不會壞掉的。」
回家途中,祖母笑著說:「我差不多該搬家了。雖然離開我出生的小鎮有些寂寞,但因為有你在,我很安心。」
我說:「那這只手錶,就由我來繼承吧。」一邊說,一邊輕輕地從她手中接過了那段歷史。
At around 3 p.m. on Sunday, I decided to walk along the road with my grandmother. The breeze was gentle, and the sky was perfectly clear.
As always, she wore her glasses quietly. In a soft voice, she said, “Ever since your grandfather passed away ten years ago, every time I see this watch still ticking, I feel like I can hear his voice.”
I gently held her hand. Suddenly, the hands of the watch stopped. “Maybe it's broken…” she whispered. “But it’s okay. Memories don’t break down.”
On the way back, she smiled and said, “It’s almost time to move. Though leaving the town where I was born is bittersweet, I feel safe because you’re with me.”
I said, “Then I’ll inherit this watch.” And softly, I accepted it from her hands.


