2020-08-25|閱讀時間 ‧ 約 10 分鐘

[FE風花雪月][ディミトリ/クロード]掃文筆記《Love Story》

整本《Love Story》可以說是ディミトリ視角的クロード攻略本,雖然沒有高潮迭起的出生入死,但是不可言說的秘密、不經意洩出的想望,全都透過ディミトリ的質疑、クロード的玩笑,完整地表現出來。
封面取自日本虎穴(虎の穴)
封面取自日本虎穴(虎の穴)
飯(どんぶりめし)老師的《Love Story》從二月看完以來,一直想著要寫感想,莫名就經過了四個月。主要還是三月以後都在看三木老師的作品,飯老師的風格又和三木老師相差很多,我一時無法跳脫三木老師的世界觀😅
三木老師是藉由宏大的敘事,鋪展角色的性格;飯老師的故事背景多架設在修道院中,但是ディミクロ兩人之間的周旋、試探、針鋒相對等交談寫的尤其生動。
飯老師的文比較偏向以角色之間的交談,呈現出ディミクロ兩人在性格上的相似以及差異。
對於由殿下的視角去描述盟主的文,我都抱持著一股不可理喻的狂熱。我想要看,クロード是如何在ディミトリ眼中呈現。
飯老師完全滿足了我的需求,透過整本《Love Story》,藉由ディミトリ,以及ディミトリ所看見的クロード,飯老師巧妙地消化了兩人的角色詮釋。
《Love Story》是飯老師發表在Pixiv一系列ディミクロ連作的再錄本,其中大約有三分之一的篇幅是紙本限定的加筆。飯老師的加筆都加在最關鍵的段落,使整本連作首尾連貫,更加一氣呵成
就如前述,雖然飯老師把連作改寫成了一整本書,中間沒有切成小章節,情節不到大起大落,角色互動的餘韻卻十分雋永。
ディミクロ連作的收錄的順序分別是:
線上公開的內文連結全放在這裡了,是ディミクロ粉粉就去看😈
拉回正題,飯老師加筆的段落在於序、後半部和平生活・熱辣H場景、以及最終的結尾。
序的地方,飯老師加了,ディミトリ在空中飛翔的夢;結尾的部分,クロード為了完成他的理想,乘上飛龍,回到了故鄉。
但是在離開之前,クロード把戒指給了ディミトリ,說了:「誓いの時に渡すのは指輪に決まってるだろ?俺の永遠を、お前にやるよ
😭天啊,情聖クロード!😭
真的好喜歡向彼此說情話的ディミクロ,兩人站在王族的水平線上,對等地看待彼此的狀態真的太理想了😭
望著在飛龍背上逐漸遠去的クロード,ディミトリ一直以來飛翔的夢透過愛人終於實現,並且,在愛之下,他願意等待,クロード向他承諾的永遠。
明明結尾是分離,卻無比浪漫,這就是ディミクロ式皆大歡喜,也是本人自CP的醍醐味😇
個人最喜歡的莫過於『おくりもの』、『もういちど』、『ふゆのひ』這三篇的視角對調。
『おくりもの』中兩人第一次越過了那條線,結果明哲保身的クロード感到不妙,想要退回線後時,是本來不信任クロード的ディミトリ主動跨越了那條線,走近クロード身前。
飯老師筆下的ディミクロ沒有人處於優位,也沒有人處於劣勢,真的是我見過,彼此相處過程最對等的王子和盟主了……飯老師是神……🤯
底下節錄兩人彼此試探的推拉。
「なんだ、これは?」 「ああ。自分を避ける相手にどう振る舞えば良いのか悩んでいたんだが、シルヴァン曰く、何か贈り物でもしてみたらどうだ、と」 「それで、俺に、これを?」 箱を開けたクロードは、中に入った耳飾りにぎゅっと困ったように眉を寄せ、その後左右に一度ずつ視線を彷徨わせた。 「お前が選んだのか?ディミトリ」 「ああ。ドゥドゥーにも手伝って貰ったが」 「……お前なあ」 「王子様のやることは、ほんとにとんでもないな」 「……気に入らなかっただろうか?」 「そういう問題じゃないってことに気付けって言っているんだよ、俺は。だいたい、俺なんかに贈ってどうするんだ」 「さあな。どうしたいとか、そういった望みは特にない。お前に話しかける口実が欲しかったのもあるが、礼のようなものだ」
お前に話しかける口実が欲しかった」?
🤯🤯🤯天啊,情聖ディミトリ🤯🤯🤯
我真的是整本書都處在這狀態……情聖……另外,兩人在修道院宿舍初次見面、交談的夜晚也是我的心頭好:
「お前が今見ているものは、人の皮の部分かもしれないぞ?」 「さあて、それは俺自身が判断するよ。見たところ、お前はまともな人間らしい」「まとも、か」 「仲間にも良く慕われているようだし、なにしろ、俺みたいな男を邪険にしない」「それはお前が勝手について来ているからだろう?」 「根の優しさは、危ういとも思えるがな」 「それこそ偽りかもしれないぞ」 「なら、騙されたいもんだね」 「騙されるつもりなど無い癖に、良く言う」 「本心なんだがなあ」
飯老師筆下的ディミトリ真的好會說話,反應也好快,跟得上クロード話中有話的節奏,兩人的斡旋真的十分王族×王族。除了上面這段,還有下面的節錄。身為一國王子和臨危受命的盟主,兩人的交鋒超級精彩,對話中都是各自出身背景的暗示。
「色々さ。その色々の為にも、まずはディミトリ。お前と友人になりたくてね」「友人、か」 「どうだい?」 「友人とは、友人になりましょうと誘ってなるものでもないだろう?」 「じゃあ、そうなることを祈って握手でもするか?」 「下らないな」 「これは重要な外交だと思うぜ。ディミトリ。各国の次の王が揃ってるんだ。わざわざ協議の席を設けなくても、毎朝食堂で嫌でも顔を突き合わせることになる」「お前は何が望みだ?」 「俺の望みは単純さ。俺は平和と自由が大好きでね。お前も、民を第一と考えることが出来る男だろう?」 「……いつ復讐鬼と化すかはわからないがな」 「その時は俺が止める」 「どうしてそこでお前が出てくるんだ?」 「そういう時の為に、友人になりたいと俺は言ってるんだよ」 「……お前はさぞ、友人が多いのだろうな」 「生憎と、友人と呼べる友人は今のところ居ない
🤯🤔🤯🤔
飯老師真的是善於令ディミクロ話中有話,找出彼此的弦外之音。我還想要特別拿出來說的有兩處。一處是『ふゆのひ』最後的轉折。
ここでもし、愛しているとでも言えたならば、何かしらが変わっていたのかもしれない。でも、言ってしまえばそこでクロードとの繋がりも切れてしまいそうで、ディミトリは結局何も言えず、少し息が穏やかになってきたところを、再び激しく求めていた。もっと、もっとほしい。 この手を携えたまま、未来を歩めるような気さえ、ディミトリは感じていたのだ。 だが、その数節後、エーデルガルトは挙兵し、それぞれの道は大きく分かたれることになる
一筆打碎了和平的局面,神。還有一處就是青獅線中ディミクロ的相愛相殺。
重傷を負いながらドラゴンを駆るクロードは必死にまた何かを叫んでいるが、今のディミトリの心はその言葉を受け取ることの出来る場所を持たなかった。 立ちはだかるのなら、全てが敵だ。 それが、クロードであってもだ。 「……ディミトリ! もうよせ、こんなことをしてどうなる。俺の声を聞け……っ」 「クロード。俺にはもう何も届かない」 痛みを堪える血が喉に絡む声で、クロードはなおも叫ぼうとする。 だが、その傷では長くは持たないだろう。致命傷を与えた確信がディミトリにはあった。きっと、このままではクロードは死ぬ。自分が殺すのだ。 同盟軍は、クロードの負傷によって統制を失っている。もう余計な邪魔はしないだろう。こちらの陣に居る必要は無いと判断したディミトリは、主を守ろうとして天高く昇っていくドラゴンを横目で微かに眺めてから、己の槍に残った血を見つめた。これは、クロードの血だ。それがなぜか、とてつもなく幸福なようにこの時のディミトリは感じていたのだ。 クロードと過ごした時間は、ディミトリにとって忘れがたいものだった。あの男の側でだけは、悪夢を見ることがなかった。 「大丈夫だ、クロード、いずれ俺も、お前の元へ行く。全て終わるその時まで、俺の道を見守ってくれ。どうか、側に」 ディミトリは己が涙を流していることに気付くことが出来ないまま、愛おしい男の血を吸った槍を強く握りしめた。
ディミトリ還沒從黑暗的深淵中醒來時對於クロード痛下殺手的地方,飯老師此處對於王子的解釋,也是神一般的處理。
在眾多ディミクロ二創中,不是省略,就是直接抹消的ディミクロ相殺段落,飯老師給出的答案是:ディミトリ出於愛,將武器對準了クロード。
並不是因為他不愛對方,正好相反,正是因為深愛,他才揮下了長槍。王子身旁的亡者們正是因為深愛他,才恨他、指責他、要他復仇、要他贖罪。他把クロード親手殺了,是因為他相信,クロード就算恨他,也依然會永遠在他身旁。
殺了我吧……😨
以一句話總結的話,飯老師以屬於他的筆力,貼合原作的劇情,給了ディミクロ相愛的答案。
另外,公開在Pixiv上的『生きる』和『みどりのひとみ』沒收錄在《Love Story》中,但也超好看,前者是黃線以後ディミトリ在パルミラ接受治療存活的If,後者是修道院的天然情聖王子。
尤其是後者,不容錯過。天然情聖王子,不容錯過。
Fin.
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