【日本專訪】しとしと雨の台北。会員制の雑誌図書館『Boven』で悠々自適に読書を楽しむ

【日本專訪】しとしと雨の台北。会員制の雑誌図書館『Boven』で悠々自適に読書を楽しむ

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せっかくの台湾旅行なのに「一日中雨が振り続けてすることがない」という経験をしたことがある人は、意外と多いはず。しとしと雨が続く日は、本を読みながらまったりと一日を過ごしたい。

今回は、台北の東区にある隠れ家的な会員制の雑誌図書館『Boven雜誌圖書館』を紹介しよう。海外の雑誌を手に取り、のんびりと悠々自適な一日が過ごせるはずだ。




台湾のデザイナーや編集者が集まる、会員制の雑誌図書館『Boven』


台北のお洒落なスポットが立ち並ぶ東区。大安駅を降り、10分ほど歩けば会員制の図書館『Boven』がある。一階はカフェ兼セレクトショップのスペースとなっており、地下一階が雑誌図書館となっている。


日本や米国など、国内外から取り寄せたとっておきの雑誌を約2万冊蔵書しており、そのすべてをソファに座りながらまったりと楽しむことができる。ジャンルはファッションや旅行、ライフスタイルなど、会員の要望に合わせて取り揃えているとのこと。



会員制のため、入場には会員登録が必要となるが、1日会員なるものがあり、こちらは1日300元(1,100円ほど)で1日利用が可能となる。


また、個人利用であれば年間1000元(3,600円ほど)で年間会員になることができ、年間利用し放題となるのが魅力的だ。Wi-Fi も電源もあるので、雑誌を読みながらブログや仕事をすることもできる。


台湾在住だったら絶対ここ通うなあ。


彼はオーナーの Spencer(スペンサー)氏。元々は台北のタワーレコードの雑誌部門で働いていたが、海外の雑誌をもっと台湾の人と共有したいという思いから2015年に『Boven』をオープンしたそうだ。


館内の撮影許可をもらうことができたので、実際に紹介していこう。




催し物を開催している一階の展示スペース


将来的にはカフェとセレクトショップにする予定だという一階は、僕が訪れたときには『The Big Issue(ビッグイシュー)』がフューチャーされていて、これまで台湾で販売されたバックナンバーや、日本や英国といった海外のビッグイシューの展示を行っていた。


どことなく落ち着きがあり、日本の中目黒や代官山の辺りの雰囲気を感じる。僕はビッグイシュー自体ほとんど読んだことがなかったのだけれど、実際に手にとってみると、どれも魅力的な内容ばかり。


雨のホワイトノイズを楽しみながら、中国語のビッグイシューをパラパラとめくる時間は、どこか心地良い。


店内は比較的空いていて、腰を掛けてのんびり過ごせる。鉄筋コンクリートと木材の調和が美しい館内の内装は、台湾の有名建築デザイナーである顧相璽氏が手がけている。



日本の雑誌もずらり。台北で悠々自適な読書タイム


展示スペースの脇にある階段を降りると、オーナーこだわりのジャズが流れる落ち着いた雰囲気の Boven 雑誌図書館となっている。小洒落たバーのような空間で、壁際の本棚にはたくさんの雑誌が並ぶ。



ソファに腰を掛けてのんびり雑誌を読みふけるのも良し、雑誌にインスピレーションを受けながら作業をするのも良し。


雨の多い台北では、文化的なカルチャーが好きな人はこうして過ごしている。



店内の本棚は、ファッションやライフスタイルなどジャンル別に並ぶ。台湾では日本の雑誌人気が高いそうで、『& Premium (アンド プレミアム) 』や『POPEYE』、『カーサブルータス』などが目立つように並べられている。


この辺の好みはトバログも同じ感じなので、ここに来る人とは親和性が高そうな気がする。



ほかにもブレーンやワイヤードなども確認できた。オーナーの Spencer 氏いわく、日本語が分からなくても写真やページレイアウトを眺めるだけでも楽しいし、勉強になるとのこと。



僕が大好きな韓国の雑誌『Magazine B』も揃っている。日本で買うと1冊3,000円ほどなので、こうして読み放題なのは嬉しいなあ。



ちなみにバックナンバーは購入することも可能だ。販売価格は雑誌によって異なるが、台湾で購入する価格の 1/3 ほどなので、レイアウトを勉強したいデザイナーや学生なんかには嬉しいはず。




まとめ


こんな感じで台北にある隠れ家的な会員制雑誌図書館『Boven』を紹介してみた。台湾には蔦屋書店のモデルとなった『誠品書店』といった有名書店もあるが、コワーキング的に利用することはできない。


Boven はじっくり雑誌を眺めていたい人や、作業をしたい人にとっても最高の環境だ。台北在住者、または台湾旅行に訪れた本好きな人には、是非足を運んでみてもらいたい。


また、トバログではオーナーの Spencer 氏のカバンの中身についても取材している。後日掲載予定だが、Boven を立ち上げた思いだったり、お洒落なカバンの中身のアイテムを紹介するので、気になる人はトバログをフォローしてもらえたら嬉しい。




2019年4月追記:1階は展示スペースからカフェになっていました


昨年までは展示スペースだった1階が、2019年4月に訪れたらカフェになっていた。カフェの利用者は1階に展示してある雑誌を読むことができ、できたてできれいなカフェスペースで PC を広げて作業をしたり、まったりとおしゃべりを楽しむことができるようになった。



このようにコーヒーや軽食も楽しめるように。ドリップコーヒーも複数種類の豆から選べるので、台北でゆったりと作業したり、カフェに訪れたい人はぜひチェックしてみよう。


『Boven雜誌圖書館』へのアクセス

  • 住所:大安區復興南路一段107巷5弄18號B1
  • 営業時間:10:00~21:00
  • Facebook:https://www.facebook.com/boven437



/2018.08.30/

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