2023-12-31|閱讀時間 ‧ 約 25 分鐘

SCENT SCIENCE 香りの科学 L - 02 ひみつは濃度にある

Lesson 2 ひみつは濃度にある


どのようにして良い香水を作り出すのか?それの鍵は濃度にある

どのようにして良い香水を作り出すのか?それの鍵は濃度にある


どのようにして良い香水を作り出すのか?それの鍵は濃度にある

レッスンに来てくださった受講生の多くはレッスン中に『同じ原材料を使っているはずなのに、どうして調香された香りはこんなにも違うのですか?』という質問を口にします。実際、最大の鍵は『濃度』にあります。人間の嗅覚はとても不思議なもので、低濃度と高濃度において同じ物質の対しての私たちの感じ方は全く異なるものになるのです。


少なさと多さ、香りとにおい

ジャスミン、水仙、クチナシ、イランイラン、スイカズラ、チュベローズ、オレンジブロッサム、フリージア、ユリなど、数多くの花の香りが多くの香水ブランドがよく使う原料として使われています。一本の花から感じられる暖かさや柔らかさ、異なる花種を組み合わせることで、さらに爽やかでリラックスした心地よさを感じることができます。そして、これらの花の香りはすべて、重要な物質としてインドールを含んでいます。

大量の花の香りを使用した際に、獣のような肉肉しいあるいは、厚くねっとりとしたワックスのような感じ方があることに多くのレッスン受講者がレッスン中に感じると思います、それこそまさにインドールの仕業なのです。インドールは濃度が比較的高い時に現れるひとつのサインだと言えるかもしれません。

このインドールは低濃度の時、暖かさや柔らかさ、同時にほのかな透明感のあるフレッシュさをももたらします。しかし、高濃度下でのインドールは、反対にとても強烈な糞便臭をもたらします。


美しく、使いやすい、香り高いインドール

美しい---藍染の繊維染色技術において、インドールは天然の藍色染色料として重要な役割を果たしています。アルカリ性下のなか、インドールは織物の繊維との複合結合を形成することができ、それにより織物の製品を綺麗で十分に安定した藍色に染色することができます。

使いやすい---インドールは円状の形をしているため安定性と反応性の二つの特色を持ち合わせています。また化学反応上の重要な基礎構造とされており、生物医学の医療薬品、生体ホルモンまたは神経伝達物質を合成することができます。

香り高い---植物種類と生育環境の違いにより、異なる花に含まれるインドールは異なる構造に由来します。そのため、インドール本体の香り高さは暖かさや柔らかい香りを持つ以外に、多様な香りを放つことが可能なのです。多くの香水ブランドは、このインドールの特性を活かしながら、異なる濃度や種類の組み合わせを調整することでウッディ*ノート、グリーン*ノートやオリエンタル*ノートなど何層にも重なった香りを生み出しています。(*ノートNoteとは、香調という意味をあらわし、特徴の後につけて表現します)


良いフレーバーを作り出すための濃度を理解する

各々が好きなフレーバーを選ぶことによって、自分自身のための特別な香水を作り出すことができます。異なる濃度下でフレーバーに対しての感じ方を理解することによって、さまざまなフレグランスを使用し、人々を陶酔させるような個性的でまるで現実世界から離れたような香りを生み出すことができるのです。


香水作りはひとりの人生を表しているようなもの---超過でもない不足でもないちょうどいいを見つける


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