まずはじっくりと、この美しくも奇妙な一枚をご堪能ください。
首先,請仔細欣賞這張美麗又奇妙的照片。
タイトルは「隔たり」。実在する沼の風景を切り取った写真です。合成ではありません。
標題是「分隔」。捕捉到真實存在的沼澤風景的照片,不是合成的。
一体どのようにして撮影されたのか…。そこが審査員の琴線に触れたようです。
實際是怎麼拍下的呢?這似乎觸動了評審的心弦。
「インパクトが強い不思議な写真。どう撮ったのか、すぐには理解できない面白さがある」
「印象深刻且不可思議的照片。無法立刻理解是如何拍攝的,因此感到有趣。」
写真がコンテストで“特選”を受賞するとSNSで話題に。海外メディアにも取り上げられました。
照片在比賽中獲得“特選”,並在社群平台造成話題。也受到國外媒體的關注。
「この鳥の写真はあなたの脳を破壊するかもしれない。ちなみに合成ではありません」
「這張鳥的照片可能會讓你的大腦混亂。順帶一提,不是合成的。」
撮影したのは埼玉県三芳町に住む大野健一さん、79歳。10年ほど前、退職を機にカメラを始めました。今回の写真について…。
拍照的是住在埼玉縣三芳町的大野健一先生,現年79歲。10年前左右退休開始了攝影。關於這次的照片...
「最初、皆さん合成だと思いますよね」
「最初,大家都覺得是合成的。」
当の大野さん本人も…。
當事人大野先生也是...。
「何枚も撮っているうちの1枚。この時(撮影時)は、この色合いが私では分からなかった」
「在拍攝了好幾張照片的其中一張。在(拍攝)當時,我並不知道這種色彩。」
この写真、あらゆる偶然が重なって生まれた奇跡の1枚だったのです。
這張照片是所有的偶然重合之下,誕生的奇蹟的一張。
撮影した本人が現場で明かしました。
拍攝本人在現場說明。
「三脚を立てて、ここに1羽飛んできたので撮った」
「架起了三腳架,然後這邊飛來了一隻,就拍下了」
現場は埼玉県川越市にある伊佐沼のほとり。この水門の壁が写真の右半分の正体です。撮影された去年11月は水面が低い状態でした。
現場是位在埼玉縣川越市的伊佐沼岸邊。這個水門的牆壁是照片右半邊的實體。拍攝的去年11月,當時水面處於較低的狀態。
「夕方4時ごろですね、ちょうど夕方の西日がまともに当たる所なんで」
「傍晚4點左右,正好是傍晚的夕陽直接照射到的地方。」
夕方、後方から西日が強く差し、ブロックに当たって反射。それが水面に映り、見事な境界線ができたというのです。
傍晚,後方來的夕陽強烈地投射在石塊上,產生了反射。然後映射在水面上,形成了令人驚嘆的界線,就是這樣。
写真を取り上げたアメリカのメディアも、この自然が作ったからくりにびっくり。
關注這張照片的美國媒體也是,如此大自然的巧妙創作讓人感到驚訝。
「趣味で始めたのがこんなになるとは思わなかった。本当本人が一番びっくりしている」
「因為興趣開始,沒想到會變成這樣。真的,自己感到最爲驚訝。」