【芥川龍之介】羅生門 ep.5|仕方のない悪、生の論理(上)

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------------閱讀文章前,先來背幾個單字吧------------許すべからざる 不應該被允許、とうに adv. 早就、大股おおまたに adv. 大步地、弩いしゆみ n. 投石器、つまずき v. 絆倒、慌あわてふためく v. 驚慌失措、行手を塞ふさく v. 擋住去路、つきのける v. 推開、つき放す v. 放開、つきつける v. 亮出、わなわな adv. 打顫的樣子、息を切る v. 呼吸急促\難以呼吸、安らかな adj. 無憂無慮的、今いまし方がた adv. 剛剛

 下人には、勿論、何故老婆が死人の髪の毛を抜くかわからなかった。従って、合理的には、それを善悪のいずれに片づけてよいか知らなかった。しかし下人にとっては、この雨の夜に、この羅生門の上で、死人の髪の毛を抜くと云う事が、それだけで既に許すべからざる悪であった。勿論、下人は、さっきまで自分が、盗人になる気でいた事なぞは、とうに忘れていたのである。

 そこで、下人は、両足に力を入れて、いきなり、梯子から上へ飛び上った。そうして聖柄の太刀に手をかけながら、大股おおまた老婆の前へ歩みよった。老婆が驚いたのは云うまでもない。

 老婆は、一目下人を見ると、まるで弩いしゆみにでも弾はじかれたように、飛び上った。

「おのれ、どこへ行く。」

 下人は、老婆が死骸につまずきながら、あわてふためいて逃げようとする行手を塞ふさいで、こう罵ののしった。老婆は、それでも下人をつきのけて行こうとする。下人はまた、それを行かすまいとして、押しもどす。二人は死骸の中で、しばらく、無言のまま、つかみ合った。しかし勝敗は、はじめからわかっている。下人はとうとう、老婆の腕をつかんで、無理にそこへ扭じ倒した。丁度、鶏にわとりの脚のような、骨と皮ばかりの腕である。

「何をしていた。云え。云わぬと、これだぞよ。」

 下人は、老婆をつき放すと、いきなり、太刀の鞘を払って、白い鋼の色をその眼の前へつきつけた。けれども、老婆は黙っている。両手をわなわなふるわせて、肩で息を切りながら、眼を、眼球が眶まぶたの外へ出そうになるほど、見開いて、唖のように執拗しゅうねく黙っている。これを見ると、下人は始めて明白にこの老婆の生死が、全然、自分の意志に支配されていると云う事を意識した。そうしてこの意識は、今までけわしく燃えていた憎悪の心を、いつの間にか冷ましてしまった。後に残ったのは、ただ、ある仕事をして、それが円満に成就した時の、安らかな得意と満足とがあるばかりである。そこで、下人は、老婆を見下しながら、少し声を柔らげてこう云った。

「己は検非違使の庁の役人などではない。今いまし方がたこの門の下を通りかかった旅の者だ。だからお前に縄をかけて、どうしようと云うような事はない。ただ、今時分この門の上で、何をして居たのだか、それを己に話しさえすればいいのだ。」

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  1. 當下人意識到老婆的生死掌握在自己手中時,他為什麼冷靜下來了?
  2. 如果你是老太婆,會選擇告訴下人實話嗎?為什麼?
-----------------中文翻譯-----------------

  下人當然不知道老婆為什麼要拔死人的頭髮。因此,從理性上來說,他也不知道該將這件事歸類為善還是惡。然而對下人而言,在這樣一個下雨的夜晚,在羅生門樓上拔死人的頭髮,光是這個行為本身,就已經是不可饒恕的惡了。 當然,下人早已忘記了自己才剛剛還打算成為小偷這回事。

  於是,下人雙腳一蹬,猛然從梯子上跳了上去。他一手握住腰間的聖柄太刀,大步朝老婆走去。老婆受到驚嚇是理所當然的。

  她一看到下人,就像是被弩箭射中似地跳了起來。

「妳這傢伙,想逃去哪兒!」

  下人邊罵邊擋住老婆跌跌撞撞、想從屍體間逃走的去路。老婆仍想推開下人逃跑,下人又將她強行推回。兩人在屍體堆中無言地扭打起來。勝負其實一開始就很明確,下人終於抓住老婆的手臂,把她粗暴地壓倒在地。那手臂就像雞腳一樣,只剩皮包骨。

「妳在做什麼?說!不說的話,就看這個吧。」

  下人將老婆一把推開,立刻拔出太刀,將那閃著白光的鋼刃直指她的眼前。但老婆卻什麼也沒說。她雙手顫抖,肩膀劇烈起伏地喘著氣,睜大雙眼,眼珠彷彿要從眼窩中噴出一般,像啞巴似地執拗地保持沈默。看到這個模樣,下人才第一次清楚地意識到——這個老婆的生死,現在全在自己的掌握之中。這樣的認知,也悄悄地澆熄了他心中剛才還燃燒著的強烈憎恨。最後留在他心中的,只剩下完成一件事後那種平靜的得意與滿足。於是,下人居高臨下地望著老婆,語氣稍微緩和地說:

「我不是什麼檢非違使的官差。只是剛才從門下經過的一名旅人罷了。所以我也沒打算要把妳綁起來怎麼樣。 只要妳告訴我,剛才這個時候,在這座門樓上,到底在做什麼,那就行了。」

※ 本文所引用的《羅生門》原文已屬公有領域,中文翻譯與語感分析為作者自行編譯與撰寫,歡迎引用但請註明出處。
----------続きは、次回の投稿にて。お楽しみに。----------
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和泉くんの近代文学書庫
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