飲水思源 四十三載薪火相傳
——慶賀台灣米山獎學會創立四十三週年
撰文|王飛龍(日本米山紀念獎學金受獎人,靜宜大學應化系教授退休,台中文心扶輪社友)【緣起】
從夢想起飛的一盞明燈
當我得知台灣米山獎學會即將迎來四十三週年慶時,心中湧起無限的感慨與感恩。自1983年創立以來,台灣米山獎學會在台灣這片土地上深耕不輟,陪伴著無數曾懷抱夢想的留日學子,走過求學與成長的路途。這個由扶輪精神孕育的團體,不僅是留學生的堅強後盾,更是跨越國界、傳遞友誼的橋樑。
回想當年,我仍是一位懷抱夢想、卻為現實所困的青年。因緣際會之下,得知日本「米山紀念獎學金」為留學生提供學業與生活的資助。對當時的我而言,這不僅是一筆經費,更是一盞在異鄉夜色中閃爍的明燈。
記得每月前往東京神田扶輪社出席例會、領取獎學金的日子,總能感受到扶輪前輩們親切的問候與誠摯的關懷。那份溫暖,讓遠離家鄉的我在寒冬裡也能感受到人情的熱度。
【感恩】
受助者化為助人者的故事
留日時期,不僅讓我汲取了專業知識,也讓我學會了感恩與回饋。那份從米山獎學金與扶輪社友身上學到的精神,深深烙印在心底,成為我此後行事的信念與準則。
回國後,看到一群曾受米山照顧的留學生,在扶輪前輩的鼓勵與協助下成立了「台灣米山獎學會」,我深感動容。這群當年受惠於米山獎學金的學子,如今以「飲水思源」為信念,讓善意的火光在台灣延續。更令人敬佩的是,學會不僅延續米山精神,還反向設立獎學金,資助來台的日本留學生——那是一種跨越國界與世代的愛的循環。
【傳承】
四十三年來的腳步與信念
四十三年來,台灣米山獎學會的足跡遍及全台各地。從舉辦懇親會、促進留學生交流,到推動文化理解與教育資助,每一項活動都展現了扶輪人「以服務為榮」的精神。
每一次與後輩學子相聚,總讓我憶起在日本求學的青春歲月——那段有夢、有淚、也有無數善意支撐的日子。如今,我們這些昔日受惠的學子,也成為了下一代的明燈,將米山的溫情代代相傳。
【展望】
善的循環,永不止息
四十三年,是一段歷史,也是新的起點。我衷心期盼台灣米山獎學會能繼續成為連結台日友誼、培育青年希望的橋樑;讓更多懷抱夢想的學子,因為這份溫情而找到方向、築夢前行。回首來時路,我們從被扶持的學子,成長為能扶持他人的一份子。這段旅程告訴我們——曾被照亮的人,更應成為照亮他人的光。願台灣米山獎學會在下一個四十三年,繼續以愛為名,以行動為筆,書寫更多跨越國界、溫暖人心的篇章。
【後記】
米山的故事,說到底,是人與人之間的故事。那是一份理解、一份信任、一份願意為他人伸出的手。感謝米山精神,讓我們懂得「助人為樂」,也讓我深信——善意,永遠不會過期。
水を飲む時、その源を思う——創立43周年を迎える台湾米山奨学会を祝して
王飛龍(元米山記念奨学生・元靜宜大學應化系教授・台中文心ロータリークラブ ロータリアン)
【はじめに】
夢を照らした一筋の灯
台湾米山奨学会が創立43周年を迎えると聞き、胸の奥から深い感慨と感謝の念が湧き上がりました。1983年の創立以来、米山奨学会は台湾の地に根を下ろし、数多くの留日学生の夢を支えてきました。ロータリー精神のもとに生まれたこの会は、単なる奨学組織にとどまらず、国境を越えた友情と人の温もりをつなぐ架け橋となっています。
私自身も若き日、夢を抱きながらも現実の壁に悩んでいた一人でした。そんな時、日本の「米山記念奨学金」の存在を知り、留学生活の学費と生活費を支援していただきました。あの奨学金は、まさに異国の夜に灯る希望の光でした。
毎月、東京神田ロータリークラブの例会に出席し、奨学金をいただいたあの日々を今でも鮮明に覚えています。クラブの先輩方の温かい励ましと心配りに、どれほど勇気づけられたことでしょう。遠い故郷を離れても、人の情けがどれほど心を温めてくれるかを実感した瞬間でした。
【感謝】
支えられた者が、今は支える側へ
日本での留学生活は、学問の修得にとどまらず、「感謝」と「奉仕」の意味を私に教えてくれました。ロータリアンの皆様から受けた親切と米山奨学金の恩恵は、私の人生観を形づくった大切な原点です。
帰国後、かつて米山記念奨学金の支援を受けた台湾出身の留学生たちが、ロータリーの先輩方のご指導のもとに「台湾米山奨学会」を設立したと聞き、心から感動しました。「受けた恩を社会に返す」という信念のもとに、この会は誕生しました。さらに、台湾米山奨学会は日本の精神を受け継ぐだけでなく、逆に台湾に留学する日本人学生にも奨学金を提供し、世代と国境を超えた「善意の循環」を実現しています。
【継承】
43年間の歩みと信念
この43年間、台湾米山奨学会は各地で様々な活動を展開してきました。懇親会の開催、留学生の交流支援、文化理解や教育援助の推進——どの事業にも共通しているのは、「奉仕の理想を実践する」というロータリーの精神です。
後輩の留学生たちと接するたびに、私は日本で過ごした青春の日々を思い出します。夢と努力、そして多くの人の優しさに支えられた時間。今、私たちはその恩を胸に、次の世代を照らす明かりとなり、米山の心を未来へと受け継いでいます。
【展望】
善意の連鎖は、これからも続く
43年という年月は、一つの歴史であり、同時に新たな出発点でもあります。私は心から願っています。台湾米山奨学会が今後も台日両国の友情をつなぎ、若者たちの夢を支える架け橋として発展していくことを。
振り返れば、かつて支えられた私たちは、今や他者を支える立場になりました。その歩みの中で、私は確信します——「かつて光を受けた者は、次に光を与える者になる」 のだと。
台湾米山奨学会がこれからの時代も、愛と行動をもって、国境を越えた温かい物語を紡ぎ続けることを心より願っています。
【あとがき】
米山の物語は、結局のところ「人と人との物語」です。それは理解であり、信頼であり、互いに手を差し伸べる勇気です。米山精神に出会えたことを心から感謝します。そして、私は信じています——善意は決して色あせることがない と。















