色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 佳句中日對照

文芸春秋

P83

緑川：

「俺は何も信じない。論理も信じない、非論理も信じない。神も信じないし、悪魔も信じない。そこには仮説の延長もないし、跳躍みたいなものもない。

ただそれをそのものとして黙して受け入れるだけだ。そいつが俺の根本的な問題点だよ。主体と客体を峻別する壁をうまく立ち上げることができない。」

✨物語屋中譯

「我甚麼也不信。理論不信，非理論也不信。神也不信，惡魔也不信。在我的思考經驗中，不會有假說的延伸，也不會有跳躍性的靈感。

就只是默默地把某物當作那個東西接受而已。那就是我的本質問題。無法清楚建立識別主體和客體的區別。」