電車を利用する外国人観光客と駅員との言葉の壁を取り払おうと、西武鉄道が画期的なシステムを導入しました。
為了消除搭乘電車的外國觀光客與車站員工間的語言隔閡,西武鐵道導入了劃時代的系統。
ガラス越しに駅員に話しかける外国人観光客。
「こにちわ。」
原宿までの切符はいくらですかという英語での問いかけに対し、駅員は
「原宿まではまず西武線で高田馬場に行っていただいて。」
透過玻璃與車站員工對話的外國觀光客。
「你好。」
用英文詢問到原宿的車票要多少錢,車站員工回覆:
「到原宿要先搭乘西武線至高田馬場」
両者の間を挟む半透明の冒頭をよく見ると、外国人観光客が話した英語は日本語に、駅員が話した日本語は英語に翻訳されて表示されています。
仔細看兩人間的半透明對話框,將外國觀光客說的英文用日文顯示,車站員工說的日文則翻譯成英文顯示。
これは西武鉄道が先月から、西武新宿駅の窓口に試験的に導入している同時翻訳ディスプレイで。英語や中国語など12カ国語に対応しています。
這是西武鐵道上個月起,在西武新宿站的窗口試驗性導入的即時翻譯系統。支援英文、中文等12國語言。
携帯電話の翻訳機能に入力して示すのは誤解も生じやすいが、これははるかに早いし、画面上ではっきりと見えて本当に素晴らしい。
使用手機的翻譯功能輸入再拿給對方看容易發生誤解,這樣更快速,能在畫面上清楚地看到,真的很厲害。
使い方も簡単です。
「電源を入れてマイクボタンを押すだけで翻訳が始まります。」
「これで言語を選ぶ?」
「そうです。」
「お客様の言語がこちらに。」
「駅員さん側に?」
「日本語が表示されます。」
使用方法也很簡單。
「打開電源按下麥克風按鈕就會開始翻譯。」
「在這邊選語言嗎?」
「沒錯。」
「客人說的語言在這邊。」
「車站員工這邊呢?」
「會顯示日文。」
6月に日本を訪れた観光客は200万人以上、2020年2月以降最多を記録しました。1日およそ13万5000人の乗客が利用する西武新宿駅でも、連日道順や地域情報などをより複雑な外国人観光客からの質問に答えることが求められています。
六月造訪日本的觀光客超過200萬人,創下2020年2月以來最多的紀錄。一天約有13萬5000位乘客使用西武新宿車站,需要向組成更複雜的外國觀光客們回答像是每日路線與地區資訊等問題。
こちらのフランスからの観光客は新幹線に乗り換えそうで。
「JR線はそちらの階段を下りてまっすぐ行くとあります。」
這邊是來自法國的觀光客詢問新幹線的轉乘方式。
「JR線從這邊的樓梯下去,直走就會看到了。」
「初の日本旅行でいま着いたばかりの私たちにとって、初めての驚きでした。道に迷った人でもここに来れば、この珍しい体験ができそうですね。」
「とても日本的ですね。」
「對於首次來日本旅行剛抵達的我們來說,非常驚訝。迷路的人如果來這邊,能體驗到很特別的經歷。」
「非常的日本。」
西武鉄道ではこのシステムを来月末まで運用して効果を検証した上で、秋からの本格的な導入を目指しています。
「外国人のお客様が言葉の壁というものを感じることなく、西武鉄道沿線での旅を楽しんでいただきたいと思っております。」
西武鐵道到下個月底將會驗證此系統的使用效果,目標在在秋天起正式導入。
「希望外國顧客不會再感到語言隔閡,能在西武鐵道沿線享受旅程。」