
日曜日の午後五時、中学生の葵は、祖母と一緒に近所の神社へ出かけますことになっていた。
しかし、出かける直前になって、祖母はいつも持ち歩いている薬袋をなくしました。
「ごめんね、先に行ってて」と祖母は言ったが、葵は心配で一緒に探し始めた。祖母の部屋には昨日脱いだままのセーターが置かれていて、そこをめくると袋があった。
「これだ!」葵は笑いながら薬袋を取り、祖母の元へ駆け寄った。
祖母はほっとして「ありがとう」と言いながら、薬を飲みます準備を始めた。
「いつも飲んでる薬、ちゃんと覚えてるの?」と葵が聞くと、祖母は笑ってうなずいた。
その後、二人は神社でお守りを買い、それぞれ一つずつ大切に袋へ入れた。
帰り道、葵はアイスを買いたくて財布を見たが、小銭が足りない。
「お小遣い、払いますよ」と祖母が笑顔で言ってくれた。
葵は照れながら、「ありがとう。でも今度は私が払うね」と約束した。
そんな一時間が、とても温かくて、いつまでも心に残った。
にちようび の ごご ごじ、ちゅうがくせい の あおい は、そぼ と いっしょ に きんじょ の じんじゃ へ でかけます こと に なって いた。
しかし、でかける ちょくぜん に なって、そぼ は いつも もちあるいて いる くすりぶくろ を なくしました。
「ごめんね、さき に いってて」 と そぼ は いった が、あおい は しんぱい で いっしょ に さがし はじめた。
そぼ の へや に は きのう ぬいだ まま の セーター が おかれて いて、そこ を めくる と ふくろ が あった。
「これ だ!」 あおい は わらい ながら くすりぶくろ を とり、そぼ の もと へ かけよった。
そぼ は ほっと して「ありがとう」 と いい ながら、くすり を のみます じゅんび を はじめた。
「いつも のんでる くすり、ちゃんと おぼえて る の?」 と あおい が きく と、そぼ は わらって うなずいた。
その ご、ふたり は じんじゃ で おまもり を かい、それぞれ ひとつ ずつ たいせつ に ふくろ へ いれた。
かえりみち、あおい は アイス を かいたくて さいふ を みた が、こぜに が たりない。
「おこづかい、はらいます よ」 と そぼ が えがお で いって くれた。
あおい は てれ ながら、「ありがとう。でも こんど は わたし が はらう ね」 と やくそく した。
そんな いちじかん が、とても あたたかくて、いつまでも こころ に のこった。
星期天下午五點,國中生葵原本要和奶奶一起出門去附近的神社。
但就在出門前,奶奶發現她每天帶著的藥袋弄丟了。
「對不起,你先去吧。」奶奶說,但葵因為擔心,就一起幫忙找。
在奶奶的房間裡,有件昨天脫下的毛衣,掀開後找到了藥袋。
「找到了!」葵開心地笑著,拿著藥袋跑向奶奶。
奶奶鬆了一口氣說「謝謝」,然後開始準備吃藥。
「妳每天吃的藥,真的都記得嗎?」葵問,奶奶笑著點了點頭。
之後,她們在神社各買了一個護身符,小心翼翼地放進袋中。
回家的路上,葵想買冰淇淋,卻發現錢包裡小錢不夠。
「我來付錢吧。」奶奶笑著說。
葵有點害羞地說:「謝謝,下次換我付。」
這一小時的時光,溫暖又感動,永遠留在她心中。
At 5 p.m. on Sunday, junior high schooler Aoi was supposed to go out with her grandmother to the neighborhood shrine.
But right before leaving, her grandmother realized she had lost her usual medicine pouch.
“Sorry, go ahead without me,” she said, but Aoi insisted on helping look for it.
In her grandmother’s room, she found a sweater taken off the day before, and under it—there was the pouch.
“Here it is!” Aoi laughed as she rushed over with it.
Her grandmother let out a sigh of relief, smiled, and started preparing to take her medicine.
“Do you really remember all your pills?” Aoi asked. Her grandmother smiled and nodded.
Later, they each bought one charm at the shrine and carefully put it into their bags.
On the way back, Aoi wanted ice cream but didn’t have enough coins.
“I’ll pay with my allowance,” her grandmother said, smiling.
Aoi blushed. “Thank you. Next time, I’ll pay.”
That warm hour stayed in her heart forever.