作者:VO精選好書(2022-08-19)

【VO編集部推薦語】
運動でも仕事でも、最後まで根性で耐えられると気がするーーこれはただの「感覚」じゃない。疲れている脳が筋肉のパワーを減らすことが科学で実証した。それと同時に、メンタルの鍛えで限界を超える!
文/デビッド・ロブソン
「私がいつも言ってる、私は足で走るんじゃない、根性と頭脳で走っている。人に遠く走らせるのは頭脳だ。頭が冷静で、集中力を集めれば、全身がよく制御できる。」
ー二十一世紀最も偉大なるマラソンアスリート エリウド・キプチョゲ(Eliud Kipchoue)
1997年7月18日、ツール.ド.フランス第十二ステージ、フランスフェスティナ(Festina)チームのリシャール・ヴィランク(Richard Virenque)はサン=テティエンヌ(Saint-Étienne)でタイムトライアルを準備した。ヴィランクの専門はタイムトライアルじゃなく、険しい山の道だった。しかし、彼は55キロのコースを完成するため、エネルギーが回復できる新薬の噂を聞いたから、フィジカルセラピストのウィリー・フート(Willy Voet)に「魔薬」を買わせた。
彼のチームは運動能力を上げる薬に詳しいから、フートは最初に反対の意見を言った。道徳の理由じゃなく、試合中に新しい薬を飲んだと、不良な反応がヴィランクのチャンスを破壊してしまう恐れがあった。
しかし、フートは説得を重ねられた結果、彼は新薬を持っているスタッフと会うことが同意した。すぐ、謎の白い液体が入った小瓶が手に入った。ヴィランクの臀部に注射する指示を受けた。
試合当日、フートは忠実に注射をした、その結果に驚いた。試合中、大部分の時間に、ヴィランクはライバルのヤン・ウルリッヒと互角の競争を繰り広げた。結局、ドイツ人のヤン・ウルリッヒは1時間16分24秒の成績で優勝しただ、ヴィランクはわずか3分4秒遅れた。想像以上によくできた。「やばい!最高な気分だ!このものは本当に凄かったよ。」彼は後にフートこう言った。「今回は人生の中で一番最高なタイムトライアルだった。」ヴィランクが言った。
実際、受けた魔薬には活性成分がないことをヴィランクは知らなかった。注射された前、フートは神秘白い薬をグルコース溶液をすり替えたから。自信の上り加えて観客からの応援、そのすべてが最高の状態を発揮するためのものだ。少なくとも、今回彼はルール違反をすることがなかった。
フートは後に自伝で「自信に代わるものはない。リシャールにとって、観客ほど効果がある薬がなかった。彼の血管の周りに応援を注射して、熱情な声援で痛みの耐性を高めて、熱烈の崇拝をされることで自分が無敵だと感じた。それこそリシャールが必要な原動力なんだ」と書いた。
精神が肉体の限界を決める
スポーツの世界では、このようなドラマチックなはなしはよく見える。何年でも、毎日自分の体を鍛え上げることができるけど、結局個人の精神で身体の限界を決める。
オリンピックで九回の金メダルを得た、別名「フライング・フィン(Flying Finn)」を持つ中長距離陸上選手のパーヴォ・ヌルミは「意志力は全て。筋肉はただのゴム紐なんだ、私は果たしたことが私の意志力によるものだ。」と言った。
ロジャー.バニスター(Roger Bannister)もそうだった。彼は1954年に世界の初めて1マイル4分以内で走ったアスリートだ。「運動システムを高められる限界を決めるのは脳だ。」と自伝で書いた。
これも21世紀最も偉大なマラソンアスリート、ケニヤ人のエリウド・キプチョゲの哲学だ。彼は「私は足でじゃなく、意志力と脳で走るといつでも言っている。脳で人がより遠くに走れる。冷静で集中すれば、全身がよく制御できる。」と説明した。この文章を書いている時点で、キプチョゲは既に十五回のマラソンに出場し、十三回の優勝を取った、更に二時間一分三十九秒の世界記録を保持している。
このような観点はスポーツ界の伝説では普通だと言われているが、スポーツ科学者は一世紀をかけた、ようやく人間の意志が身体能力に本当の影響を理解した。しかし、人達は医療のプラセボに興味がどんどん増えていて、研究員たちは今、積極的に健康や運動における期待効果を調査している。
その研究の核心は脳が人体エネルギーの消耗を調整したり、緊張や疲れを生み出した体の新たな仕組みについてを解明する。その仕組みは体が傷つかないようの前提として、どれくらい頑張れるかを計算する。そして、体がもう限界に達した時に、パフォーマンスのブレーキをかけて、「もう無理だ!」っていう感覚を生み出す。5キロ走の途中でも、トライアスロンのゴール直前でも同じだ。
このような発見はプロのアスリートが世界記録を出すのに役立つかもしれないけど、運動をあんまりしない、不健康な生活をしてる人たちにとっても、もっと大事なことなんだ。 正しい観念があれば、一日中テレビを見てるような人でも、運動から良いことを得られて、辛い気持ちも減らせるんだろう。
意志力の影響は体力よりもっと強い
プラセボとかノーシーボの研究と同じように、運動に対する新しい理解も、私たちはだんだん進んでいく。研究の始まりは19世紀の終わりに、イタリアの生理学者アンジェロ・モッソ(Angelo Mosso)からだ。彼はトリノ大学で、参加者の中指に小さい重りをつけて、疲れるまで指を動かし続けるっていう細かい実験を行った。モッソは「エルゴグラフ」っていう力を測る機械を使って、筋肉がどれくらい縮んでるかを記録した。(指を曲げる練習は地味に見えるだが、モッソは筋肉の動きを精確的に制御できて、測れる、だからこの実験は役立つんだ)。
もう予想したが、参加者は初めに力強かっただけど、時間が経つにつれて筋肉が疲れて、動かすのがだんだん難しくなっていった、それに、さっきやった運動を少々やるとすぐに疲れを感じた。しかし、重要なのは、純粋に頭を使う作業ー例えば、講義や大学試験の評価の原因で筋肉の力が速く落ちていることがあるっていうことをモッソが発見した。
この発見とたくさんの実験に基づいて、彼は「疲れを感じられるのは、2つの異なる理由がある。一つは、脳の『意志』が疲れることで起こる「心理のプロセス」。もう一つは、筋肉自体が溜まる化学的な『毒素』だ。」と結論を出した。彼は≪疲労(La Fatica)≫っていう素晴らしい本の中で、「脳の疲れは筋肉の力を弱める」と書いてる。もし持久力を上げたいなら、脳と体の両方を鍛える必要がある、この二つのものが密接に関わっていると彼はこう言った。
原文連結:
https://buzzorange.com/vidaorange/2022/08/19/the-expectation-effect/























